美味しい毛ガニの食べ方は？
初めて毛ガニをお取り寄せして、「さぁ食べよう！」となった時に…どうやって食べればいいの？とならないために、今回は美味しい毛ガニの食べ方をご紹介したいと思います。食べ方（さばき方）のコツをつかめば誰にでもできるので、ポイントをおさえてお家でも美味しく毛ガニを食べましょう。
美味しさ変わる！毛ガニの解凍方法
まずは毛ガニを食べる前に解凍しましょう。食べる数時間前（12時間〜14時間程度）に冷蔵庫に入れておきます。※大きい毛ガニの場合はさらに時間を要する場合もあります。基本的にはカニの解凍は「時間をかけてゆっくり」と行うことがポイント。急激な解凍はドリップが増えて旨み成分が失われやすくなる食べ方になるので注意しましょう。
できるだけ乾燥しないように、毛ガニを新聞紙やキッチンペーパーで包んで水切りバットなどの上にのせ、そのままビニール袋に入れて冷蔵庫で解凍します。
※ポイント
カニの甲羅を上にして解凍をすると、旨み成分が失われやすくなります。甲羅が付いているカニは必ず甲羅側を下にして解凍するのが鉄則です。
早く食べたい！急いで解凍するには
本来はじっくり解凍することをオススメしますが、どうしても早く食べたい場合時にはどうすれば良いか。自然（冷蔵）解凍より早く解凍する方法をご紹介します。
【氷水解凍】
氷水解凍とは、フリーザーバックなどのビニール袋に密封した毛ガニを氷水に浸けて解凍する方法です。この方法ですと1時間から2時間程度（毛ガニの大きさにより異なる）で解凍する事ができます。
○用意する物
・ジッパー付きビニール袋（フリーザーバックなど）
・氷：多めに
・食器洗い桶など大きめの入れ物 ※バケツなどでもＯＫ
・重し用のボウルなど
- ビニール袋に冷凍毛ガニを入れ密閉する（できるだけ空気を抜いた状態で）
- 毛ガニが入る大きさの容器に、水10に対して氷3程度の割合で氷水を作ります
- 毛ガニを氷水に沈める
- 毛ガニが氷水に浸かるように、上に水などの重しを入れたボウルなどを置いて沈める
解凍された目安として、甲羅など触ってみて弾力があるようならOKです。
毛ガニの食べ方（さばき方）
うまく解凍ができれば、次は毛ガニをさばいて身や味噌を取り出していきます。
○用意する物
・キッチンバサミ（もしくは包丁）
・軍手（もしくはビニール手袋）
・新聞紙やお皿など
※毛ガニをさばく際、汁やカニ味噌などが飛ぶ可能性もありますので、エプロン等をすることをオススメします。
1.毛ガニの脚を切る
毛ガニの殻が柔らかい関節の部分にハサミを入れ切り離します。同じようにすべての脚を切り離します。
2.毛ガニのふんどし（前かけ）を外す
毛ガニのお腹にあたる三角形の前かけと呼ばれる部分に親指を入れて取り外す。固い場合は解凍が十分でない可能性がありますので少し時間を置いてください。
3.毛ガニの甲羅を外す
ふんどしを外してできた穴から、親指を入れて甲羅を外します。外す際にミソが漏れてしまうことがあるのでできるだけ甲羅を下にして作業を行いましょう。甲羅と腹を分け終えたら、腹部分についた味噌を甲羅に移動させます。
4.毛ガニのエラをカットし半分に
胴体の左右に付いている柔らかいビラビラの部分を『がに』といい、魚のエラに相当するもので食べられません。そのエラを取ったあと、包丁やハサミで縦に二つに割ると食べやすくなります。※付いたままでも大丈夫ですが作業の邪魔になる場合は取り除いて下さい。
食べやすいように、腹の真ん中の隙間をハサミで半分に切り分けます。
5.毛ガニの脚の身を取り出す
次に毛ガニの脚身を取り出します。
まずは殻を剥きやすいようにするため、毛ガニの足の関節から２つに切り分けます。（固い部分に当たってしまった場合は、柔らかい関節の部分を探して切り分けるようにして下さい。）※2つに分けなくても可能です。
次に脚の外側のカーブに沿ってハサミを入れます。脚先の細い部分は、殻ごとトゲを切り取るようにハサミを入れます。
6.毛ガニの胴の身を取り出す
最後にに毛ガニの胴の身を取り出します。脚の付け根は筒状になっていて、ここにも身がたくさん詰まっています。この筒から腹に向かってハサミを入れていただきますと上下に開きます。
以上、毛ガニのさばき方（食べ方）でした。ハサミや包丁などを使いますので、怪我などしないよう十分注意して行ってください。
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